松本人志に相手にされる芸人、相手にされない芸人の違いとは──。5月29日、オリエンタルラジオの中田敦彦がYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で〈【松本人志氏への提言】審査員という権力〉をアップした。
中田は動画で「(松本がM-1やキングオブコント賞レースなどの)審査員をやり過ぎてしまっている」と話し、現在のお笑い界は松本に受け入れられるかどうかに価値基準があると見立て、その状態を疑問視した。最後に「これを受けて松本さんの番組にオファーされたら、サシだったら喋りたいよね。まあ、(そういう依頼は)ないんじゃない」と言った。
翌日、松本は中田のコメントを受けたかのように、〈テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん 連絡待ってる!〉とツイートした。
「名前こそ出してないですが、松本さんは中田さんを相手にした。認めている証拠ですよ。素人や売れていない芸人に噛みつかれても、反応しないですからね。中田さんは公式YouTubeの登録者数は518万人ですし、今回の動画の再生回数も300万に迫る勢いです(いずれも6月2日現在)。ネットニュースでも大きな話題になっていますし、中田さんは“松本人志が無視できない存在”という地位を獲得したとも言えます。ネット上では動画への批判も多いですが、主張に一理あると思う人もいるでしょうし、話芸に長けていなければ、こんなに再生回数は伸びません」(芸能関係者)
ダウンタウンの漫才は「83点」、いや「73点」
中田と同じく松本に噛みついたにもかかわらず、相手にされなかった芸人もいる。ウーマンラッシュアワーの村本大輔だ。昨年4月3日、ダウンタウンが吉本興業の創業110周年特別公演で31年ぶりの漫才を披露した。すると、村本は5月14日にこうツイートした。
〈俺がM1の審査員ならダウンタウンさんの漫才は83点。30分やるなら最初からネタに入って欲しかった。枕ながった。あのネタは5分で十分できる。あと浜田さんには、言わなかったというけど言ってでもいいからちゃんと仕上げて欲しかった。おれはアドリブとかどうでもいい、作り込んだ作品に勝るものなし〉(原文ママ)