その筋肉は、幼少期から培ったものだった。姉妹は地元の陸上競技クラブに所属し、姉は女子サッカーチームにも入り右サイドバックとして活躍した。
「中学に進学すると球を毎日1時間程度打ちますが、その前にランニング、筋トレ、バットでのボール打ちなどを1時間以上やっていました。普段の姉妹は仲がいいんですが、ともに負けず嫌い。常に一番でいたい性格で、負けたら悔しいと思うよきライバル関係でもあった。それだけなく目標を決めるとお互いに“頑張れ”と励まし合っていた。揃っての活躍は、才能ある2人が切磋琢磨してきた結果です」(永井コーチ)
一方が頑張れば自分も頑張ろうとする双子プロが今後も旋風を巻き起こす。
取材・文/鵜飼克郎
※週刊ポスト2023年7月14日号