ライフ

「風呂上がりのキンキンに冷えたビール」にリスクあり 高血圧の人が真夏にやってはいけない生活習慣

風呂上がりのビールはガマン(イメージ)

風呂上がりのビールはガマン(イメージ)

 血圧を気にする人にとって、汗をかく夏は“数値が下がりやすい”季節と思うかもしれない。だが、安心はできない。むしろ猛暑によって体調コントロールが難しく多くの危険が潜む。日常生活ではどんな点に気を付けるべきか。発売早々話題のムック『週刊ポストGOLD 血圧を自力で下げる』にも登場し、30年以上、24時間血圧を測り続ける“ミスター血圧”こと渡辺尚彦医師が言う。

「夏は発汗が活発になるため、特に『脱水症状』に気を付けたい。脳梗塞や脳出血は血圧が上昇しやすい冬に多い病気とされてきましたが、近年の最新研究で脳梗塞に限っては夏も発症例が多く、その主な原因とされるのが、脱水症状による血流の悪化です」(以下、「 」のコメントは渡辺医師)

 冬とは逆の状況で大きな「寒暖差」が生じる夏の過ごし方について、渡辺医師監修のもと、気を付けるべき行動を別掲の一覧表に示した。

ミスター血圧が教える「真夏の高血圧」注意点リスト13

ミスター血圧が教える「真夏の高血圧」注意点リスト13

 まず注意したいのが、真夏の「冷房」の強さだ。

「外気温が非常に高い夏は、急に冷房の効いた部屋に入ると寒く感じ、血管が収縮して血圧が急上昇します。自宅では室温を下げすぎないようにし、部屋ごとに寒暖差が激しくならないように。自分で空調を調節できないオフィスや公共空間などでは、寒い場所に入る前に服装で調節します」

 エアコンや扇風機の風を直接浴び続けると、過度に熱や水分が奪われてさらなる血圧上昇を招く。風を「壁当て」にして反射させるなどの工夫も大事だという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大型特番に次々と出演する明石家さんま
《大型特番の切り札で連続出演》明石家さんまの現在地 日テレ“春のキーマン”に指名、今年70歳でもオファー続く理由
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
屋根工事の足場。普通に生活していると屋根の上は直接、見られない。リフォーム詐欺にとっても狙いめ(写真提供/イメージマート)
《摘発相次ぐリフォーム詐欺》「おたくの屋根、危険ですよ」 作業着姿の男がしつこく屋根のリフォームをすすめたが玄関で住人に会ったとたんに帰った理由
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン