甲子園出場を果たした勝児さん(時事通信フォト)

慶應高校に通う勝児さん(時事通信フォト)

 こうした清原家のヒストリーもあり、注目された慶應高校の試合だが、別の部分でも話題をさらった。

「高校球児の代名詞といえば坊主頭ですが、慶應は違います。プレーに支障がない程度に短ければOKという独自のルールで、今大会も長めに前髪を残したり、ツーブロックにしたりと自由な髪形で“現代風”のイケメン選手たちが目立つ。他校の坊主頭の選手からは“ロン毛でいいな”という声も聞こえます。彼らから見たら“ロング”なんでしょうね(笑い)。実際、勝児さんも坊主頭にはしていません」(高校野球ライター)

 慶應高校の森林貴彦監督も「皆が皆、甲子園というキーワードに取り込まれて中毒症状を起こしてしまったような状態ではないか」と旧来の価値観に疑問を投げかける。

「かつての慶應高校には『甲子園の開会式で、歩幅も合わさず、思い思いに行進するのが理想』と語った選手がいたほど、既成概念にとらわれない自由な雰囲気が特徴です。とはいえ、実力も折り紙付き。全国屈指の激戦区神奈川を勝ち抜いたチームは攻守にレベルの高い優勝候補で、今年の甲子園を初戦から盛り上げました」(スポーツ紙記者)

 清原、亜希の元夫婦はともに勝児さんの試合をすべて現地で応援するという。清原家にとっても思い出に残る夏となった。

※2023年8月31日号

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