大学敷地内の駐車場で乾燥大麻約60グラム(末端価格約30万円)を営利目的で所持したとして東京農業大学3年生でボクシング部に所属する岩渕大輔容疑者(21)が警視庁薬物銃器対策課に逮捕された。
東農大ボクシング部では7月12日、路上に止めた車の中で乾燥大麻約7.8グラムを所持した疑いで、部員(19)が逮捕され、同月24日には別の部員の男(19)も、同法違反容疑で逮捕されている。岩渕容疑者でボクシング部の逮捕者は3人になった。
「岩渕容疑者は最初に逮捕された19歳部員の大麻販売を手伝う役割だったとみられている。部員18人に対し3人が逮捕されているため、警視庁は部全体に大麻が蔓延していた可能性を視野に入れて捜査を進めています。逮捕者はさらに増える可能性もある」(全国紙社会部記者)
東農大はボクシングの強豪校として知られ、プロボクシングの世界王者や五輪代表を多数輩出。岩渕容疑者はアマチュアボクシングファンには知られた人物だった。
「少し歳の離れたお兄ちゃんがいて、アマチュアボクシング界では有名な選手でした。現在は若手ながら都内の一流大学のボクシング部の監督を務め、地元青森の強豪高校でもコーチを兼任するなどアマチュアボクシング界に多大な貢献を果たしている人物です。岩渕容疑者はその弟とあって界隈で名前は知られていただけに、今回の逮捕は大変驚きました」(アマチュアボクシング関係者)
岩渕容疑者は青森出身。県内の強豪高校から東農大に進学する。岩渕容疑者の知人はこう語る。
「大学はボクシングの推薦で入学したと記憶しています。コロナの感染拡大中は実家に戻っていましたが、基本は寮生活。ボクシング部の部員たちと寮から近い渋谷でよく遊んでいましたね。彼女を探していたようで、よくスマホでマッチングアプリとにらめっこしていました」