芸能

【大ヒットVIVANTに続くか】10月日曜劇場「下剋上球児」、20年ぶりに「甲子園を口説き落とした」としてテレビ業界が驚愕

下剋上球児の主演を務める鈴木亮平。演技力は一級品

下剋上球児の主演を務める鈴木亮平。演技力は一級品

 堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)が今クールの話題を独占している。豪華キャストに加え、2か月半に及ぶモンゴルロケなどで1話あたりの制作費は相場の3倍以上の1億円ともいわれている。8月27日放送の第7話の平均世帯視聴率は14.1%で今年のドラマの首位をキープ。出演者、制作陣も鼻が高いだろう。この『VIVANT』の勢いに続くべく、10月スタートの日曜劇場『下剋上球児』も目玉を用意しているという。

 鈴木亮平が2年ぶりに日曜劇場の主演を務める同作は、高校野球を通じて、現代社会の教育や地域、家庭が抱える問題や愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント──という触れ込み。『VIVANT』の大ヒットで日曜劇場への注目度が高くなり、同作も関心を集めるのは必至だが、TBS局員は同情的な視線を送る。

「『VIVANT』は『半沢直樹』シリーズを担当したTBSのディレクター福澤克雄氏が脚本を務めています。その福澤氏が来年定年を迎えるため、“最後の作品”として、豪華キャストを押さえ、異例ともいわれる莫大な予算が下りたわけです。毎回、日曜劇場がこれだけ豪華に作れるわけではありません。とはいえ、こうした事情は視聴者には関係ない。後番組である以上、『下剋上球児』はどうしても『VIVANT』と比べられてしまう」

 だが、制作陣としてもただ手をこまねいているわけにはいかない。テレビ業界の間で、「『下剋上球児』もしかけてきた」と話題になっていることがあるという。

「同作のロケで甲子園球場の使用許可が降りたんです。業界では、甲子園はドラマや映画で使用するのが難しいロケ地として有名で、ドラマではこれまでに使用できたのは山田孝之主演の『H2~君といた日々』(2005年、TBS系列)が1日だけという狭き門。同じく高校球児の青春を描いた大人気ドラマ『ルーキーズ』(2008年、TBS系列)では、続編の映画も(2009年)含めて作中では一度も使用できなかった。今回、ドラマで約20年ぶりに使用できるうえ、ロケは複数日行なう予定だと聞く。『よく口説き落としたな』と話題を呼んでいます」(キー局ディレクター)

関連記事

トピックス

豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
フジテレビの取締役候補となった元フジ女性アナの坂野尚子(坂野尚子のXより)
《フジテレビ大株主の米ファンドが指名》取締役候補となった元フジ女性アナの“華麗なる経歴” 退社後MBA取得、国内外でネイルサロンを手がけるヤリ手経営者に
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
6月にブラジルを訪問する予定の佳子さま(2025年3月、東京・千代田区。撮影/JMPA) 
佳子さま、6月のブラジル訪問で異例の「メイド募集」 現地領事館が短期採用の臨時職員を募集、“佳子さまのための増員”か 
女性セブン
〈トイレがわかりにくい〉という不満が噴出されていることがわかった(読者提供)
《大阪・関西万博》「おせーよ、誰もいねーのかよ!」「『ピーピー』音が鳴っていて…」“トイレわかりにくいトラブル”を実体験した来場者が告白【トラブル写真】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン