エンゼルスの今シーズン最終戦は10月1日(同2日)。シーズンが終われば、大谷は他球団に移籍する可能性が高いとされている。まるで別れを惜しむかのように、大谷が欠場している試合でも、大谷の「17」番のユニホームを着た大勢のファンがスタジアムに足を運んでいた。
「球場を訪れたファンのひとりは、現地メディアのインタビューに“もう休んでくれ。私たちはショウヘイがチームを離れても、将来の成功を祈っている”と答えていました。なかには、“もう充分楽しませてもらったわ。ありがとうショウヘイ”と涙ぐむ高齢女性ファンもいました。大谷選手は在籍した6年でロサンゼルスのファンを虜にし、愛されてきたんです。こうした声は、大谷選手の耳にも届いているといいます。ファンの声を聞いて、まずはけがを治し、もう一度二刀流でという気持ちが強くなっているようです」(前出・在米ジャーナリスト)
9月10日(同11日)、大谷と並ぶチームの看板選手であるマイク・トラウト(32才)もエンゼルスを離れる可能性があると現地メディアが報じた。トラウトはMVPを3度獲得した強打者で、大谷とのコンビは“トラウタニ”と呼ばれ他球団の脅威となっていた。
二刀流は続けられるのか、チームには残るのか──。大きな決断を下すときが、刻一刻と迫っている。
※女性セブン2023年9月28日号