ただ、雅子さまは「愛子天皇」を待望する声が高まることを憂慮されているようだ。
「愛子さまのご結婚相手が、“天皇の夫”となる可能性が出てくれば、お相手のハードルはほかと比較できないほどに上がります。愛子さまのご意思を尊重したい雅子さまとしては、そうした状況は複雑なのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
女性宮家の設立にしても女性天皇の容認にしても、議論に一定のめどがつかないうちは、愛子さまのご結婚は一筋縄ではいかない。
「雅子さまは、民間から皇室に入り、たくさんのご苦労を経験されてきました。そうした環境に留まることが、果たして愛子さまにとっていいことなのかという葛藤もおありでしょう。まして『愛子天皇』が実現するとなれば、『天皇陛下』というお立場の重さをご存じの雅子さまは、愛子さまを大層心配されるのではないでしょうか。
雅子さまは、愛子さまのご成長とともに復調されてきました。これまで励まされてきたぶん、還暦を迎えるいま、今度は母として娘を支えたいというお思いもあるかもしれません」(前出・別の宮内庁関係者)
愛子さまのご結婚という「壁」を越えることはできるだろうか。
※女性セブン2023年11月23日号