千秋楽に授与されるものは賜杯や優勝旗など数多くある
明太子1年分、牛1頭、野菜・果物1トン!?
千秋楽の表彰式は君が代斉唱が終わると、最初に八角理事長(元横綱・北勝海)から賜杯が拝戴される。続いて佐渡ケ嶽審判部長(元関脇・琴ノ若)が優勝旗を授与する。さらに内閣総理大臣賞が手渡されたところでNHKアナウンサーによる優勝力士インタビューとなる。
NHKの大相撲中継はこのあたりで終わるが、表彰式は延々と続く。チェコ国友好杯、モンゴル国総理大臣賞、ハンガリー国友好杯、日仏友好杯、タイ日友好杯、アラブ首長国連邦友好杯、メキシコ合衆国友好楯が授与される。
副賞が豪華で、チェコ国友好杯はチェコ製のハンドメイドのクリスタルグラス、ハンガリー国友好杯は口径40センチ、重さ15キロの超巨大ティーカップで推定400万円もする。日仏友好杯は金色の巨大マカロンで、アラブ首長国連邦友好杯はガソリン1年分が副賞として贈られる。
その後もNHK金杯、優勝額(毎日新聞社)とあり、福岡市長賞、福岡県知事賞、大分県椎茸農協賞、宮崎県知事賞、大関賞、八女茶振興会賞と続く。福岡市長賞は明太子1年分、福岡県知事賞はあまおうなど福岡県ブランドの農産物1年分、宮崎県知事賞に至っては宮崎牛1頭と旬の野菜・果物1トンと耳を疑うような量なのだ。