国内

愛子さま、抜群の語学力で“完璧すぎる外交デビュー” 将来的に国際ボランティアとして海外で活動も

【CAP】
能登半島地震に関するご進講に出席された際には、ボランティアについて熱心に尋ねられた。(2023年12月、東京・千代田区)
愛子さまは大学での勉強内容について、ケニアの閣僚に英語で説明された。(2月、東京・千代田区)
海外の要人接遇の際には、通訳を介さず自ら英語で話される。(2月、東京・千代田区)

能登半島地震に関するご進講に出席された際には、ボランティアについて熱心に尋ねられた。(2023年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

 大学院進学でも海外留学でもなく、国内での就職を決められた愛子さま。しかし海外への道が完全に閉ざされたわけではない。むしろ、日赤への就職は、日本国民だけでなく、世界中の困難を抱えた人々に寄り添われたいという愛子さまにとって最善の選択だった──。

 天皇陛下と雅子さまに案内されて、2月9日午後、ケニア共和国大統領夫妻が皇居内の午餐会場に入った。続いて姿を見せられたのは秋篠宮さま、そして天皇家の長女・愛子さまだった。席次は、大統領の正面に陛下、左隣に雅子さま、右隣に愛子さま。淡いピンクのセットアップとパールのアクセサリーをお召しになった愛子さまは、頬をやや紅潮させて着席された。

 緊張されるのも無理はない。当初は紀子さまがご出席予定だった午餐だが、胃腸の不調で大事を取って欠席。急遽、愛子さまが参加されることになったのだ。それでも愛子さまは、慎み深い笑みとともに堂々とケニアの公用語であるスワヒリ語で挨拶をされた。

「ハバリ?」(ごきげんよう)

 ケニア大統領夫妻は公式実務訪問賓客として、2月6~9日の日程で日本を訪問しており、両陛下は9日、夫妻と会見され、そののち午餐が開催された。初めての国際親善の食事会、さらに大統領、ケニアの閣僚に挟まれるという重責のかかる席次ながら、愛子さまは積極的に2人に話しかけられたそうだ。

「愛子さまがスワヒリ語で挨拶されると、大統領は“上手ですね”と褒めたそうです。その後もほとんど英語で会話を交わされ、大臣から海外訪問の経験を尋ねられた愛子さまが『イギリスとオランダです』と答えられると、大統領から『3か国目はケニアですね』と“招待”を受けられるという一幕もありました」(宮内庁関係者)

 放送作家のつげのり子さんは、愛子さまの外交デビューについてこう分析する。

「雅子さまが時折愛子さまを気にかけられて目を向けられることもあったそうですが、ご心配をよそに、愛子さまは終始にこやかに会話を楽しまれているようでした。お姿からは、自信も感じられました」

 抜群の語学力をいかんなく発揮された愛子さま。別の宮内庁関係者は、愛子さまの実力に舌を巻く。

「皇室の国際親善において必要なのは、語学力だけではありません。当然、プロトコール(国際儀礼)に通じていなければなりませんし、なにより、先方が興味を示す日本の歴史や文化について、自分の言葉で説明する力が重要です。愛子さまは両陛下のなさりようをおそばで拝見されており、歴史や文化にも造詣が深い。完璧すぎる外交デビューは、愛子さまの素地に裏打ちされているのです」

関連記事

トピックス

趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏は2017年にダブル不倫が報じられた(時事通信フォト)
参院選落選・山尾志桜里氏が明かした“国民民主党への本音”と“国政復帰への強い意欲”「組織としての統治不全は相当深刻だが…」「1人で判断せず、決断していきたい」
NEWSポストセブン
現地取材でわかった容疑者の素顔とは──(勤務先ホームページ/共同通信)
【伊万里市強盗殺人事件】同僚が証言するダム・ズイ・カン容疑者の素顔「無口でかなり大人しく、勤務態度はマジメ」「勤務外では釣りや家庭菜園の活動も」
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《元人気芸妓とゴールイン》中村七之助、“結婚しない”宣言のルーツに「ケンカで肋骨にヒビ」「1日に何度もキス」全力で愛し合う両親の姿
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《巨人V9の真実》400勝投手・金田正一氏が語っていた「長嶋茂雄のすごいところ」 国鉄から移籍当初は「体の硬さ」に驚くも、トレーニングもケアも「やり始めたら半端じゃない」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト