ドジャース大谷翔平選手の結婚という衝撃的なニュースによって、過去のメジャーリーガーの妻たちが改めて注目されている。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、“メジャーリーガーの妻”の今昔について綴る。
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いまだ本人の口からは、2才下でドライカレーが得意料理で、ドラマ『VIVANT』(TBS系)とNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』を遠距離電話で同時視聴していたというぐらいしか情報が出されていないものの、『女性セブン』を筆頭に、ほぼ特定されていたのが大谷翔平選手(29才)の奥様。
それが日本時間3月15日未明、大谷選手がインスタグラムのストーリーズで公開したのは韓国行きの飛行機をバックにした6ショット。水原一平通訳(39才)ご夫妻、山本由伸投手(25才)、園田芳大通訳らに挟まれた大谷選手の傍らに寄り添うのはロングヘアの長身女性でした。
同日、米ニュース専門局のCNNは女性が田中真美子さん(27才)であるとドジャースが認めたことを報じました。さらに「彼女もまたトップアスリートだった」「元富士通レッドウェーブのスター選手」と。スッキリしました〜。とはいえ、大谷選手には新天地のドジャースで気持ちよく活躍していただかなければなりません。これ以上の取材や詮索をするのはガマンしましょう。
そんな中、メディアから再びお声がかかることになっているのが、メジャーリーガーの妻たちです。
ワイドショーが「夫人会」なる日々の活動やイベント、7月のオールスターゲームの前日に行われる「レッドカーペットショー」などで大谷選手の奥様の素顔が見られるのでは?と報じていたからです。
メジャーリーガーの妻たちが注目されるようになった最初のきっかけは、里田まいサン(39才)と結婚したマー君こと田中将大投手(35才)が東北楽天ゴールデンイーグルスからニューヨーク・ヤンキースに移籍することになったときでした。
アスリートが結婚して成績が悪くなると、本人ではなく妻のせいにされてしまう悪習を知っていたマー君が好成績を収め続け、その結果、夢だったメジャー行きを実現させたときは、里田まいチャン、ほんとにすごい!と思ったものです。
だって、かつては“おバカタレント”として売っていた彼女が「アスリートフードマイスター」なる資格を取得して、マー君の健康面を支えたのですから。さらに、里田サンをきっかけにこの資格はいっきに有名になり、やたらと(!)女性アナウンサーや女性タレントたちが取得に躍起になることに。「私もいつか“メジャーリーガーの妻”に」とコミットするきっかけにもなったのでした。
2014年11月、「山田Eyeモード」で、そのことを書いています。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)を見ていたら、それまでずっとメディアには出ていなかった元TBSアナウンサーの田口恵美子サン(58才、旧姓・香川)が大阪まで飛んできて(!)、メジャーリーグの「奥様会」(当時は、そう呼ばれていました)について流暢に解説されたからです。