世界トップクラスのドリブラーに魅了され、三苫薫(26)が所属するプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(以下、ブライトン)のサポーターになったファンたちが大量に離脱し始めているという。
“三苫の1ミリ”で時の人となった彼は、2020年にJリーグの川崎フロンターレとプロ契約を結び、同シーズンに13ゴール・12アシストを記録。ベストイレブンに選出される活躍で、川崎のリーグ制覇と天皇杯優勝の2冠達成に貢献した。その活躍が目に留まり、2021年8月にブライトンが獲得に乗り出し、移籍金300万ユーロ(約4億8500万円)で完全移籍した。
当時、彼は日本A代表の経験がないことからイギリスの労働許可証が発給されないため、ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍していたが、2022年夏からブライトンに復帰。ここまで公式戦67試合に出場し、13ゴール・14アシストを記録する活躍を見せ、世界が注目するサッカー選手に成長した。
博報堂DYメディアパートナーズが発表した“2023年に活躍した男性アスリート”でも大谷翔平(MLB:ロサンゼルス・ドジャース)に次いで2位に入るなど、国内でも人気アスリートとして認知されている。
そんな三苫は、今年2月下旬から腰を痛めており、自身のインスタグラムに『また離脱することになりました。今シーズンはケガが続いて悔しい気持ちが強いですが、必ず強くなって戻ってきます』とコメントを掲載。監督のロベルト・デ・ゼルビ氏は「今シーズン中に復帰する可能性が低い」と明かしており、三苫はシーズンの残り2カ月間程度を休養とリハビリに費やすことになりそうだ。