突如消えた“係属中”メッセージ
スポーツ紙デスクが話す。
「2020年3月、安田さんは次男の出産を報告するタイミングで『長年お世話になった事務所を昨年の契約期間満了とともに退社いたしました』と、独立を発表しました。円満な退社と思われましたが、この契約更新を巡って安田さんと事務所の双方の意見が対立。最終的には裁判まで発展してしまいました」
2019年5月、安田が事務所側に独立する意向を伝えたことをきっけに交渉が決裂。すると同年9月に事務所側が安田に対してギャラの返還訴訟を起こした。返還訴訟は2020年3月に原告となった事務所側の「請求棄却」という形で終結。この直後、事務所側は別の金銭をめぐる訴訟をさらに起こしている。
また、3月に安田の独立発表を受けた事務所側は、ホームページのトップページにデカデカと《誠に遺憾ではありますが、安田美沙子とは現在訴訟が係属中でありますので、弊社ホームページから安田の肖像やリンクを仮に削除させて頂きました》といった「お知らせ」を掲載。これに対して、安田は2020年4月に事務所に対して訴訟を提起したのだ。「安田さんが起こした裁判では“退所したことの事実確認”や事務所ホームページに掲載された『訴訟が係属中』という文章の削除などが争点となりましたが、事務所を辞めたという事実以外、安田さんの訴えは棄却されてしまいました。その後も裁判は続いたようですが、2021年6月に安田さんのホームページですべての係争が終わったと報告されています」(同前)
約2年間にわたった法廷での争いは幕を下ろした。晴れて独立を果たした安田だったが、前事務所側のある対応が問題となった。
「両者の裁判が全て終わった後も前事務所の公式ホームページに安田さんについての『お知らせ』が掲載され続けていたんです。当時、前事務所側は『判決に則った形』と話していましたが、係争終了から1年が経っても文章が削除されることはありませんでした」(芸能事務所関係者)
だが、今年に入ってからその『お知らせ』が前事務所のホームページから削除されていることがわかった。なぜ、このタイミングで削除されたのか。取材班は双方を直撃した。