192cm、183kgという体躯の大の里は、その取り口から「期待は尊富士以上」ともされる。直近では突き、押し相撲が目立つが、本来は右四つに組み止めてからの寄り切りを得意とする。
「尊富士も逸材だが、体格は力士としては並(184cm、143kg)で、取り口も突き押しばかり。大の里のほうが“横綱相撲”が取れるタイプ。
ただ、師匠の稀勢の里が将来の理事長候補ということもあって、メディアも厳しいことを記事にしない。本当に期待を懸けるなら、弟子の大の里まで甘やかされていいことはないはず」(相撲ジャーナリスト)
角界のホープ2人が潰れることなく新時代を担えるか、今が正念場だ。
※週刊ポスト2024年5月17・24日号