「宇野選手は年齢的にも、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックへの出場を断念したのでしょう。代わりに2026年にかけてメディア露出を増やし、解説などの立場で五輪に関わることを選んだのだと思われます。民放もしくはNHKでメインを務めるために、これからの2年間は十分な準備期間といえます。事務所を移籍した背景にも“メディア露出を増やしたい”という思いがあったようです」
引退後は芸能活動も視野に
かねてより宇野は、芸能活動に意欲を持っている様子だったという。
「2017年に設立した個人事務所Uの法人登記の“目的”欄には、『スケート教室、ダンス教室の経営』といった現在の活動に直結するようなもののほかに、『ラジオ・テレビ放送番組、CMフィルム、CMソングの企画、制作、請負』や『タレントの育成』など、かなり芸能プロダクション寄りの内容も記載されています。もちろん法人登記の目的欄は念のため幅広く記入しておくのが普通ですが、芸能活動にも前向きなスタンスが伝わってきます」
また、法人登記には『イベントの企画、制作、請負、興行』という目的も記載されていた。
「引退後もプロのフィギュアスケーターとしてアイスショーには出演できますし、実際、大人気アニメ『ワンピース』を題材とした『ワンピース・オン・アイス』のルフィ役をはじめ、今夏に複数のアイスショーに出演することが決定しています。羽生結弦さんのように、いずれは自身の単独公演を行うことも視野に入れているのかもしれません」(同前)
現役を引退した後も、新たな道で才能を発揮してくれることだろう宇野。その傍らには信頼するパートナーがいるのだろうか。