安倍元首相の主治医の愛弟子
この4月、「皇嗣職侍医」に、慶応病院の清原裕貴医師が着任した。侍医とは言わば“皇室のかかりつけ医”である。
「清原医師の専門は消化器内科。特に炎症性腸疾患のスペシャリストで、潰瘍性大腸炎に関する論文が、スイスの医学誌に掲載されたこともあります」(医療関係者)
潰瘍性大腸炎は、安倍晋三元首相の持病としてその病名が広く知られるようになった。2007年の1回目の首相辞任時には、首相の主治医として慶応病院の当時の教授だった日比紀文医師が記者会見を行った。
「清原医師は、以前、北里研究所病院の勤務時に日比医師からの薫陶を受けた愛弟子です。2019年には、炎症性腸疾患をテーマにした講演会に一緒に登壇したこともあります」(前出・医療関係者)
そうした専門家が皇嗣職の侍医として招へいされたのは「ご体調不良が続く紀子さまのため、という可能性は大いにあります」と皇室関係者は話す。
「侍医は全般的な診療を任されますが、その時々に担当する皇族方が抱えられている病気や症状に合わせて、人選が行われます。皇嗣職侍医ということは、担当は秋篠宮さまと紀子さま、そしてまだ若い佳子さまと悠仁さまです。紀子さまが胃腸の不調を抱えている中での人事ですから、清原医師が紀子さま対応のために招かれたのは火を見るよりも明らかです」(皇室関係者)
清原医師はどのような人物なのか。
「後輩への指導は丁寧で、周囲から慕われるイケメンです。年上のベテラン女性看護師とも良好なコミュニケーションを取ることができます。胃腸の具合や症状は、女性ならば口にするのに抵抗がある場合もあるでしょう。職員の伝言というわけにもいきませんし、紀子さまは清原医師と直接対話することになるわけですが、信頼を置ける人だとお感じのようです」(宮内庁関係者)