宮内庁病院に1億8000万円
紀子さまの「胃腸の不調」は、今年1月6日に公表された。
「昨年末から、通常の食事をとることが難しくなるほどに、胃腸の働きが弱っていることが明らかにされました。しかし、その後の内視鏡検査では、直接の原因となる所見は見られませんでした」(別の皇室記者)
この症状のため、紀子さまは1月8日の手話狂言ご鑑賞、2月9日のケニア大統領夫妻を招いた午餐会を欠席された。これまで数多くの公務を担われてきた紀子さまにとって、異例の事態が続いたのだ。
現在は、冒頭の結核関連の都内でのお出ましのほか、4月下旬に石川県を訪問されるなど、遠方での公務にも取り組まれている。だが、紀子さまがご体調不良を訴えてから、間もなく半年を迎えようとしていても、宮内庁は「ご体調は徐々に回復してきている」とするばかりで、いつまで経っても「完治」のアナウンスはない。
「検査で所見や病変が見られなかった以上、ストレスなどが原因と考えられています。心因性の場合、治療が長期にわたる可能性が大いにあるため、専門医を侍医に新たに招へいするのは理にかなっていると言えます」(前出・別の皇室記者)
宮内庁は、2024年度の概算要求で「宮内庁病院手術室ほか設備整備」として約1億8000万円を計上している。
「概算要求がまとめられたのは昨年8月ですから、紀子さまのご不調公表より前。高齢化が著しい皇室において、よりよい医療を提供する必要性が高まっているからでしょう。よもやその“恩恵”を紀子さまが真っ先に受けるような事態にならなければいいのですが……」(皇室ジャーナリスト)
この4月に、秋篠宮家の長男・悠仁さまは高校3年生を迎え、「受験生」になられた。悠仁さまの進学については世間の関心は高い。紀子さまのご苦労はなくならない。
※女性セブン2024年5月23日号