2022年の初演時に、演劇界に大きなインパクトを残した舞台『千と千尋の神隠し』(福岡・博多座で5月19日まで公演中)。原作はスタジオジブリの宮崎駿監督の名作で、その独特の世界観やカオナシ、湯婆婆、釜爺など多彩なキャラクターたちを舞台化するには難易度が高いと思われる中、見事なまでに映画の世界を具現化してみせた。その話題作で、主要キャストのハク役をオーディションで勝ち取ったGENICの増子敦貴。GENICのメンバーとしてアーティスト活動を精力的に行いながら、役者としても飛躍するいまの思いとは──!?(全5回の第5回)
──では最終回も『女性セブン』公式Xでみなさんからいただいた質問の続きです。「千尋は小さい頃、川で溺れて助かったという話をお母さんから伝え聞いたそうですが、敦貴くんが両親から教えてもらった自分の小さい頃のエピソードは何かありますか?」。
それこそ映画『千と千尋の神隠し』を3才のときに見て、お父さん、お母さんと呼ぶようになったらしいです。
──そうだったんですか!?
はい。それまではパパ、ママって呼んでいたのに、千尋のマネをしてお父さん、お母さんって呼び始めたみたいですね。
──運命的ですね。では次の質問です。「GENICのメンバーも見に来てくれていましたが、やっぱりメンバーが見てくれていると心強いですか?」。帝国劇場公演期間中に、メンバー全員で観劇されたとSNSで報告されていましたね。
はい。胸を張って、メンバーに見てほしいと言える作品なので、見せることができて嬉しかったです。自分が胸を張れるカンパニーにいられることも、幸せだと思っています。メンバーも刺激を受けたと言ってくれたので、お互いに相乗効果になればいいなと思います!
──では次の質問です。「夜公演は終演21時過ぎですが、そのあとご飯は食べますか? 食べる場合は何を選びますか? 私はカップ麺を食べてちょっと後悔しました(笑い)」。
カップ麺を食べたんですね(笑い)。毎公演、それまでの時間が良すぎて、現実に戻ってしまったな……という感覚があるんですよね。終わる時間も遅いし、面倒になってしまって、夕食は結構、適当に済ませてしまうことが多いかもしれないです。それこそ、マチソワ(※昼公演と夜公演)の間にいただいたお弁当を食べないままというケースも多いので、それを家に持ち帰って食べたりしていました。
──では次の質問です。「舞台、グループ活動、取材等の過密スケジュールだと思いますが、そんな中での息抜き方法や癒しはありますか?」。
なんだろう……?アニメを見ることと、カップ麺を食べることですね!
──では次の質問です。「チャンスがあれば ハク以外で演じてみたいジブリ男子は?」。
ハウルですね!
──『ハウルの動く城』ですね。
はい! 断トツで好きなキャラクターなんです!
──お似合いになりそうですね。『ハウルの動く城』は舞台化されていないので、もしかしたらいずれ舞台化……なんていうことがあるかもしれないですよね。
そうですよね。もし舞台化されたら、ぜひ挑戦してみたいです。