愛子さまの仕事ぶりは雅子さまと重なる
当時から、愛車はご静養時などに御用邸に運ばれることもあった。1997年5月、那須御用邸(栃木県)でのご静養時には、陛下とご一緒に那須の一般道を走行されたこともある。
「御用邸ご滞在中に、近くの酪農施設を訪問された帰りでした。高原なので信号機はないルートでしたが、民家が点在する一般道を15分ほどドライブされました。皇后となられたいまでは考えられないことです。
またご静養時には、御用地に招いたご友人をお乗せになることもあったそうです。そうしたとき、陛下は気を使われて同乗されなかった。皇室入りしてからご苦労のあった雅子さまにとって、ドライブは気の置けないご友人との癒しの空間でもあったようです」(別の宮内庁関係者)
かつてはご夫妻で、そしてお友達と楽しまれた愛車でのドライブに、今回は新社会人の愛子さまも同乗された。
「日赤で嘱託職員として働く愛子さまは、当初は成年皇族としての公務とのバランスを見ながら勤務されるとみられていました。ところが蓋を開けてみれば、4月1日以降、平日はほとんどフルタイムで働かれています」(前出・皇室記者)
愛子さまは日赤の「青少年・ボランティア課」に配属され、ボランティア向けの研修や、情報誌の編集などを担当されている。
「いまの愛子さまの熱心な仕事ぶりは、昼夜を問わずお仕事に励まれていたかつての雅子さまと重なる部分があります。雅子さまのキャリアウーマン時代からの愛車内では、社会人の“大先輩”から“新人”への貴重なアドバイスが送られたのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
滑らかにハンドルを回される雅子さまのお姿に、愛子さまはいつも以上に頼もしさを覚えられたはずだ。
※女性セブン2024年5月30日号