事件当日ディスコイベントに参加していた被害者男性。そのまま事件が起きたホテルに向かったと見られる(写真右)
自宅に頭部があることは、両親にとって言葉で言い尽くせないストレスを生んだが、なす術がなく、これまで通り過ごしたという。
〈修被告は事件当時、瑠奈被告を送迎しており、浩子被告も早い段階で警察から尾行されていることに気づいていたので逮捕されることも気づいていた。警察がきた時、運命を受け入れようと、これまで通りに過ごすことに決めた〉
頭部の存在を気付いたのは家に持ち込まれたあとであり、遺体を遺棄することを容認したわけではないとして、無罪を主張した浩子被告。母は、逮捕されるまでの間、何を思って遺体の頭部と生活をともにしていたのだろうか──。
◆取材/高橋ユキ(ジャーナリスト)