長女の天翔愛
大河出演がきっかけに
──どんな部分が変わったのでしょう。
天音「デビュー当時は、『私はしないだろうな』と思っていたお仕事にも携わる機会が増え、ひとつずつ壁を乗り越えてきた5年間でした。お芝居もそのひとつ。はじめての作品で大河ドラマ(NHK『どうする家康』)に出させていただくなんて、考えもしなかった。自分の気持ちを言葉に表すことができるようになったのも、大きく変わったところかもしれません」
愛「彼女はセルフプロデュースをする力がすごくある。自分のことをよく知っていて、どうしたら自分を魅力的に見せられるかというのを研究し、それを表に出すのがすごく上手になりました。姉の私から見ても、才能が開花したように感じます」
──突然芸能の世界に飛び込んだわけですから、とまどいや苦労も多かったでしょうね。
舞衣「5年前、はじめてテレビに出演した後、『ニコ☆プチ』のモデルをさせていただくようになりました。それまでは本当に普通の小学6年生で、雑誌に出るなんて考えてもいなかった私は、当然ポージングも表情の作り方も分からず、周りの子たちよりちゃんと出来ない自分の未熟さを痛感しました。そこからはいろんな雑誌を見たり、先輩方の撮影を見学させてもらったり、鏡の前でたくさん練習したりと、少しでも成長できるようにがんばりました」
──日々の忙しさも激変したと思います。
愛「そうですね。体力的な大変さももちろんありますが、目の前の仕事に集中して向き合う時間と、それとは別に自分がやりたいことに取り組む時間を管理していくことの難しさ、自己管理の大切さを実感しています」