大阪・寝屋川で生まれた山下が初めてクラブを握ったのは5歳の頃。ゴルフ未経験だった父・勝臣さんと一緒に始め、それからは勝臣さんがアドバイスしながら、プロへの道を駆け上がってきた。
「もちろん山下のほうが早く上達しましたが(笑)、今も絶大な信頼を寄せており、ミスが続いた時は勝臣さんと練習場へ行ってアドバイスを受けているのだそうです。
弟や妹との仲もよく、ゴルフを教えることもある。弟の勝将さんもプロゴルファーを目指して近畿大学のゴルフ部に所属。2022年にツアー史上7人目のアマチュア優勝も果たした有望株です。妹の蘭さんも高校のゴルフ部に入り山下のキャディを務めたこともある」(同前)
美夢有という名前にはこんな背景がある。
「『美夢』の予定だったが、母の名前から1字取りたくて変わったそうです。ただ、病院では『外国語みたいやな』と言われたとか(笑)。『大阪人でせっかちなところがあるので、それがプレーに出ないように注意している』と話すなどお茶目で記者からの人気も高い。大阪のノリでパリでも頑張ってほしい」(同前)
金メダル獲得という大きな夢を叶えられるか。
※週刊ポスト2024年7月12日号