「出たい気持ちはもちろんある。国際大会は特別だし、五輪も特別。特に五輪は普段野球を見ない人たちも見る機会が当然増えてくる」──大谷翔平(30才)が4年後のロサンゼルス五輪の出場に意欲を表明したことが、ジワジワと波紋を広げている。
7月16日(日本時間17日)、オールスター戦の恒例イベント・レッドカーペットショーに大谷と真美子夫人(27才)が姿を現すと、ファンたちはその日いちばんの歓声を上げた。
ふたりがドレスアップして現れるのは、5月のチャリティーイベント以来。大谷はタイトなブラウンのスーツ、真美子夫人は純白のロングドレスで、夫の後ろをはにかみながら歩く彼女の姿が印象的だった。大谷のスーツは少々きつそうに見えたが、取材した記者はこう笑う。
「前回5月のイベントで身につけた“ブカブカ”スーツが一部で不評だったことを気にしていたのかもしれませんね。そんな大谷選手が周囲をほっこりさせたのは、インタビュー中に上着のボタンを外して裏地を見せたときでした。そこにはファンにもすっかりお馴染みの愛犬・デコピンのイラストがプリントされていたのです」
何匹ものデコピンが重なり合うデザインに一瞬ギョッとしたという声もあったが、本人はこの特製スーツをいたく気に入っていたという。
「クラブハウスでもスーツ姿で『見て、見て』とチームメートに自慢していたそうですよ。当のデコピンはレッドカーペット不参加で、大谷選手は『オシッコでもしたら大変だから』と話していましたが、当日は最高気温が35℃を超す猛暑日。愛犬の体調を気にしての無念の“欠場”だったという見方もあります」(在米ジャーナリスト)
球宴前日の会見では、冒頭のように2028年のロス五輪に言及。これまで、五輪にメジャーリーガーが出場したことはなく、東京五輪でも出場はゼロだった。だが、大谷と同じく国を背負って戦いたいと考える選手たちも呼応。MVP経験者のハーパーは、「(大谷の声は)後押しになる。彼のような選手が言ってくれるのは大きい」と語り、大谷に続いた。