カーリング女子の「ロコ・ソラーレ」は公式SNSで、本橋麻里(38)が今季から選手活動を休止することを発表した。元五輪代表で、チームの創設者兼代表理事でもある本橋の選手活動休止は、発表まで一部の関係者にしか知らされていなかった。
関係者を取材すると、今回の決断の背景には日本代表を逃した「ロコ・ソラーレ」の苦しい台所事情や、人気選手が筋肉美で世間を驚かせた“ムキムキ騒動”なども要因にあるという──。
本橋は自身のSNSで、選手活動に一旦終止符を打つことを次のようにファンに伝えた。
《今シーズンからお休みさせて頂きますが、3チームの活躍をオンアイス/オフアイス共に、しっかり支えられるように尽力致します。(略)世界一を掴む為に、3チーム、スタッフと一丸となり引き続き頑張ります。変わらずバタバタと会場にもおりますので、気兼ねなくお声がけください》
本橋は、チーム青森のメンバーとして2006年トリノ大会から2大会連続で五輪に出場。2010年に地元の北海道北見市常呂町で「ロコ・ソラーレ」を結成し、2018年の平昌五輪では日本カーリング史上初の銅メダルを獲得するなど、カーリング界にとって“唯一無二の存在”となった。