斎藤知事のこだわり「メディアとSNS映え」
現時点での調査結果でも明らかになっているように、斎藤知事は“見栄え”を気にする性格のようだ。ある県庁関係者はこう語った。
「知事がイベントなどに出席する際は、専用の控室と姿見、また三面鏡が必須なんですよ。メディアへの露出に関してもこだわりが強いようで、昨年7月に県が発行したプレミアム商品券のPR用うちわに『自分の写真とメッセージがない』ことを理由に担当者を叱責し、発注済みのうちわをわざわざ作り直させたこともあったと聞きます」
見られ方をとにかく気にするのはSNS上でも同じようだ。関係者がさらに続ける。
「知事はSNSの運用にも力を入れていますが、公務に関係ないような自撮りや投稿も多い。ご自身のうつり方だけはかなり気にしており、昨年県内のある町を訪問した際の写真では、訪問先の方が見切れているということもありました。
また昨年5月にはXで『オニツカタイガー』とJR西日本のコラボスニーカーの写真をあげながらなぜか『私、普段白Stan(編注:スタンスミス)ですが』と自分語りを始め、ユーザーから『聞いてないんだが』などとものすごいツッコミが入りましたが、ご本人は全く気にしない様子で投稿を続けていました。このほかの投稿にも批判的なリプライが多く集まっていますが、ご本人はその“鋼のメンタル”で軌道修正がなされる様子がありません」(同前)
20日の定例記者会見で斎藤知事はアンケート調査に触れて「現時点で内容について承知していませんから、コメントは差し控える。県民のみなさんに対して丁寧にフレンドリーに接していくことが大事ですけど、県庁においては仕事ですから、やはり厳しく、時には必要な注意というものは大事だと考えています」とコメントしている。
アンケートの中間報告は「百条委員会」で23日にも詳細が公表される予定だという。30日に斎藤知事本人の証人尋問を予定しているが、どういった展開になるのだろうか──。