「マスコミやSNSで“知事の顔”を前面に押し出し、露出させることにこだわった一方、その“見栄え”にもすごくこだわっていたようです。イベント時、知事専用の控室、姿見、三面鏡が必須だったということは、複数の職員が言及しています。
本人のSNSを見ても、同じような表情の自撮り写真が目立ったり、イベントの時なんかは同じような場面で表情の違うカットを何枚も載せるんですよ。記者の間では“女優さんのインスタみたいやな”と噂になっていました」
「専用の顔加工ソフトを使用」
アンケートの中間報告にも、斎藤知事が“見栄え”を気にするあまりに職員を困らせていたエピソードが記されていた。以下は自由記述からの抜粋である。
〈出張先では外見を確認するためのトイレ(鏡)が必須であり、秘書課や出張先の関係者が知事導線の確認等に多大な労力を費やしていると聞いたことがあります〉
〈トイレに入ると1時間ほど出てくることはなく、髪型のチェックをしている。途中で声をかけると、異常なほど不機嫌になる〉