香港、台湾、そして中国と、中華圏における酒井法子(53才)の人気はすさまじい。7月13~14日に行われた香港でのコンサートでは、約3万円のチケットが両日ともに即完売。来場客層は幅広く、20代のカップルや女性ファンも多かったという。その人気ぶりに酔いしれた酒井は、ステージ上で思わずこう叫んだ。
「こんなにもたくさんの人たちが私を待っていてくださったなんて、もう超うれしくて泣いちゃいそう!」
年齢的には「マンモスうれピー」と言える時期は過ぎているのだろうが、見た目は異次元の若さを保っている。
「酒井さんの顔立ちは、中華圏の人たちにとって理想的。加えて、20代の頃と変わらないスリーサイズ、50代とは思えない肌の質感など、異様ともいえる彼女の美魔女ぶりは、極東のファンを虜にしています。中国版『X』である微博のフォロワーも18万人と、現役アイドル並みの人気です」(芸能関係者)
まるで美の象徴のように崇められる酒井。本人はさらなる“進化”に向け余念がないようで、8月上旬に「究極の自然派アンチエイジング治療」を受けていた。
「顔全体と手に、『線維芽細胞移植術』という施術を受けたことをインスタグラムで明かしました。この投稿はすぐに中国語にも翻訳され、中国ファンの知るところになったといいます。
同時に酒井さんの投稿した、顔や手にびっしりと赤い斑点が見受けられる写真が物議を醸しました。実は、この施術は中国国内では簡単に受けられないもので“これが美肌の代償か”と安全性を不安視する声も。憧れの酒井さんが紹介した未知なるアンチエイジングが、いま中国から熱視線を集めています」(中国事情に詳しいジャーナリスト)
もっとも酒井は「お化粧で隠せる程度」「手は3日もしたらわからなくなりました」と説明していたが、実際のところはどうなのか。酒井が治療を受けた慶友形成クリニック院長の蘇雅宏さんに話を聞いた。
「『線維芽細胞移植術』とは、細胞を使用した再生医療の一種です。具体的には、患者さんの皮膚から、コラーゲンやヒアルロン酸を産生し肌をふっくらさせる『線維芽細胞』を採取。2か月間かけて培養・増殖させます。この細胞を注射で戻すことで、その部位には肌のハリや潤いを作り出す細胞自体が増えるので、根本的に肌が若返るのです」(蘇さん・以下同)