悠仁さまのお部屋は異例の広さだとされる(2024年4月、東京・台東区)

悠仁さまのお部屋は異例の広さだとされる(2024年4月、東京・台東区)

「秋篠宮邸が完成した後、ご一家揃って引っ越される予定でしたが、佳子さまがそれを拒否。佳子さまだけは御仮寓所に残られ、実質的な『ひとり暮らし』をスタートされたのです。御仮寓所は秋篠宮邸の『分室』と名称を変え、佳子さまの生活スペースを追加工事することになりました。 

 当初の予定では分室は職員の事務所だったので、佳子さまのためにコンセントや電話線の配置、家具の個数などの変更を余儀なくされた。結果的に、追加工事費として約1億4000万円が投じられました」(前出・宮内庁関係者) 

 その分、分室の職員のスペースが減ったため、2023年には事務棟や倉庫棟などを新設する事態になり、さらに5億6000万円が費やされた。秋篠宮邸と分室、新設した事務棟を合わせると、かかった費用は実に50億円超。すべての工事が終わったのは今年3月で、この時点ですでに着工から7年半の月日が経過していた。しかし、驚くべきことに、ここから新たな修繕工事が行われるのである。 

「5月末から秋篠宮邸の内装や電気設備に関する、いわばリフォームのような修繕工事が始まり50億円とは別に、約1400万円がかけられました。その工事が終わったのは9月末。さらに、そこから日を置かずして第2回の修繕工事が始まるというのです」(前出・皇室記者) 

 第2回修繕工事の工費について宮内庁にたずねると、「過去に発表された工事費には含まれておりません」という。つまり、新たに費用が発生するということだ。 

「秋篠宮さまは、佳子さまのひとり暮らしについて『国費に絡む工事を行う場合、最後に決めるのは私です』と説明された。ということは、今回の修繕工事についても、秋篠宮さま、紀子さまが承諾されたと考えるのが自然でしょう」(前出・皇室記者) 

悠仁さまのために池の工事はストップ 

 度々繰り返される修繕工事だが、とりわけ紀子さまが大切にされているのは、悠仁さまのご環境だという。 

「紀子さまは、悠仁さまご誕生後、秋篠宮邸の庭部分に子供部屋を増築されました。2020年からの秋篠宮邸の改修に際しても、トンボの研究に勤しまれる悠仁さまが、標本などを置くスペースが充分とれる部屋を作ろうとお考えになったようです」(前出・皇室記者) 

 悠仁さまの研究のために、赤坂御用地内の改修が見送られたこともあった。 

「赤坂御用地にある菖蒲池には木造の橋がかかっていました。老朽化が進み、すぐにでも改修が不可欠と見られていたのですが、悠仁さまたちがトンボの調査を始められた’14年頃から、菖蒲池はもちろん、ほかの御池周辺での工事がぱたりと止まったのです。 

 御池周辺の生態系を工事で壊すことはできないという配慮があったからだといわれています。そのおかげで2023年11月に無事完成にこぎ着けた、御用地内のトンボの生態をまとめた論文は、大学の推薦入試での合格の鍵を握るともいわれています」(前出・皇室記者) 

 工事が続きいつまで経っても完成しない秋篠宮邸。このまま工事が小刻みに続いていくことの弊害はないのか。 

「そもそも原資は税金なので、国民にとって工事内容や工事費用がわかりやすくなければいけません。しかし、工事や工期を細分化させ、長引かせることで、工事の全体像や総工費が明瞭でなくなります。より丁寧な情報の公開が必要でしょう」(前出・皇室記者) 

 第2回修繕工事について、宮内庁は「秋篠宮御本邸内の補備工事となります。現在、工事内容の精査・調整を行っているところであり、工事の具体的な内容や価格等についてはお答えを控えさせていただきます」と回答した。秋篠宮邸が“完成”を迎えるのはいつになるのだろうか。 

女性セブン2024102431日号 

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