芸能

【石坂浩二ロングインタビュー】27才での大河ドラマ主演を振り返る「特別な苦労は感じなかった。楽しい思い出ばかりでした」

芸歴66年を迎えた石坂浩二

芸歴66年を迎えた石坂浩二

 83才、押しも押されもせぬ芸能界の重鎮──しかし、「どうもどうも」と笑みをたたえてやってきた石坂浩二(83才)の素顔は、飄々としていて親しみやすさにあふれる。趣味のプラモデルの話ともなれば、少年のように目を輝かせて話が止まらなくなるほどだ。浅利慶太さんや市川崑さんといった名演出家や名監督らに愛されてきた石坂の魅力は、演技力と存在感、そしてこの人柄ゆえか。2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』への出演も決まっている名優に、66年の役者人生を振り返ってもらった。【全3回の第1回】

大河ドラマは創成期から出演

 俳優なら一度は目標として掲げる“到達点”のひとつに、NHK大河ドラマへの出演がある。石坂浩二はこれまで、大河ドラマ11作品に出演し、そのうち『天と地と』(1969年)、『元禄太平記』(1975年)、『草燃える』(1979年)の3作品で主演を務めた。

 そして来年、14年ぶり12作目となる大河ドラマへの出演が決まっている──。

「ぼくが初めて大河ドラマに出演したのは、1963年の『花の生涯』で、これが大河ドラマの第1作。当時は“大型時代劇”とされ、“大河ドラマ”と呼ばれるようになったのは、2作目の『赤穂浪士』(1964年)からでした。NHKが打ち出した通称ではなく、視聴者の間で自然と定着していったんです。ひとりの人間の生涯を描くので、それが大河のようだ、ということでね」(石坂・以下同)

 つまり石坂は、大河ドラマの創成期から出演し続けてきたというわけだ。『花の生涯』に続き『赤穂浪士』にも出演したが、これらの作品では役名がなく、3作目となる『太閤記』(1965年)で石田三成役に抜擢された。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン