芸能

芸能界を席巻する「ギャル魂」 情報番組のコメンテーターでも大活躍、『おむすび』には今後の爽快エピソードに期待

NHK連続テレビ小説『おむすび』で米田結役を演じる女優の橋本環奈(『おむすび』のInstagramより)

NHK連続テレビ小説『おむすび』で米田結役を演じる女優の橋本環奈(『おむすび』のInstagramより)

 NHK連続テレビ小説『おむすび』は平成の“ギャル”にスポットを当てったドラマ。 

そこで、芸能界で活躍するギャルたちについて、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが分析する。 

 * * * 

ギャルは芯が強くやると決めたらとことん道を究める 

 9月30日にスタートした2024年度後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』に対して、さまざまな声が上がっていますね。 

 すでに“離脱”したかたの意見で目立つのは、伊藤沙莉サン(30才)が演じた『虎に翼』の寅子に比べて、橋本環奈サン(25才)演じる『おむすび』の結は、考えが浅く、優柔不断に見えるからだとか。そうでしょうか? 

(以下、ネタバレ含みます) 

 平成16年4月6日、糸島東高校に入学して早々、4人のギャルに囲まれ、「ハギャレン(博多ギャル連合)」の総代になってほしいと頼まれた結。理由は、結の8つ年上の姉・歩(通称、アユ=仲里依紗サン・35才)が「ハギャレン」の初代総代であり、地元では“伝説のギャル”として知られているから、その妹ならば間違いないというワケです。 

 結に過干渉しがちな父・聖人(北村有起哉サン・50才)はそんな不穏な空気に警戒心を抱く一方、母・愛子(麻生久美子サン・46才)はギャルに理解を示しています。 

 さて、私がギャルという言葉を初めて耳にしたのは1979年、沢田研二サン(76才)が歌った『OH!ギャル』です。作詞は阿久悠さん(享年70)で、歌の中で「ギャル」は20回以上も連呼され、その後に続くのは「女は誰でもスーパースター」でした。この「ギャル」は、girlから転じた俗語であり、1990年代以降、社会現象を起こしたギャルとは異なります。 

 日サロで焼きまくった色黒の肌や派手な色の髪、長いネイル。なんでそんなに実際の目の枠から離れたところにアイラインを引いているのかわからないデカ目メイクが印象的で、シンボルはなんと言っても安室奈美恵サン(47才)でしたよね。 

 そんなギャルを仕事場で毎週見ることになったのは2000年代、構成に加わっていた『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)でのことでした。特に渋谷のギャルサーの初代総長だった「なちゅ」こと竹川奈津子サン(39才)は忘れられません。 

 彼女はその後、お笑い芸人になったり、SDN48のメンバーになったり、総合週刊誌で連載をしたりと八面六臂の活躍をしていたのです。彼女のおかげで、ギャルとは芯が強く、やると決めたらとことん道を究めるという印象もあります。 

 そして大食いというジャンルに現れたギャルは、2006年『元祖!大食い王決定戦 新爆食女王誕生戦』(テレビ東京系)で優勝したギャル曽根サン(38才)。当時、リングネームのようにキャッチーな呼ばれ方をされていた大食い女王たちは、それをそのまま芸名にしているかたが少なくないのですが、「ギャル曽根」のインパクトは最大でした。 

関連記事

トピックス

山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン