日本を代表する歌手でレーシングチームオーナーとしても活躍する近藤真彦と、女優から政治家に転身し、いまや内閣府特命担当大臣となった三原じゅん子。1979年にドラマ『3年B組金八先生』で初共演を果たした2人は、実生活でも明大付属中野高校でのクラスメイトであり、親交を深めてきた。今年還暦を迎えた2人による、本音たっぷりの対談をお届けします!【全3回の第1回】
「久しぶり~大丈夫なの? こんな日にぼくと対談して」
これは、三原じゅん子(以下、三原)と顔を合わせた瞬間、近藤真彦(以下、近藤)が最初にかけた言葉だ。それもそのはず、この日(9月30日)は、石破新内閣が誕生し、三原初入閣の可能性が話題になった日だったからだ。
近藤の問いかけには答えず、「久しぶり~元気そうね」と、渦中の三原は笑顔を向けた。その後、少し照れながら2人並んで撮影を終えると自然と車の話題に。レーシングチームオーナーでもある近藤と、かつてレーサーとして活動していたこともある三原は、会えばまず車の話になるという。
「いまでは、サーキットでしか会ってもらえなくなっちゃったんですよ~」
記者にそう訴える近藤に、「そんなこと……でもそうね」と笑顔で答える三原は続けて、「前に会ったときは自民党本部よね? 近藤さんは日本レースプロモーション(JRP)の会長として、私は議員としてその会議に出てて……」「そうだよ、いまや会長と先生って、どーなってんだか(笑い)」。
こうして対談は始まった。