SNSでは「カワイイ」と評判だが、動画を撮る際に意識していることは特にないという

SNSでは「カワイイ」と評判だが、動画を撮る際に意識していることは特にないという

有料のファンクラブも設立して

 そんな「ビオーレ名古屋」には有料のファンクラブも設置されており、「会員ランク」には5つの種類がある。年会費がもっとも低い「キッズ」ランクが1500円であるのに対し、もっとも高額の「プレミア」ランクは限定15名の枠で80000円。

「プレミア」よりワンランク下の「プラチナ」ランク(年会費30000円)でも「推し選手より誕生日お祝い動画」を貰えるようだが、「プレミア」になると「選手ふれあい食事会参加」という特典まで用意されている。

 こうした“ファンサービス”の充実は悪くないが、周りから“エロカワ売り”のように見られてしまうことはマイナスにならないのか。

「そういったものを意識している感覚は全くないんです。『なぜこんなのが100万回再生も』という投稿も何本もありまして、この前は試合中に気分が悪くなった子を他の選手がベンチに座らせただけの動画が100万回再生でした。

 新ユニフォームのお披露目で撮影した動画も『新しいユニフォームだから発表しよう』『スポンサーもついてるから動画撮ろう』というだけで、試合の合間に動画をまわしたらたまたま選手2人がトントン飛びながら回るって動画が撮れただけなんです……。

 ですから何かそういうものを仕掛けようってわけじゃなくて、自然な姿がバズったのではないでしょうか。可愛いって言われて気分悪い子はいないですけど、だからといって、意図的に女を出してやってるわけではない。

 ただバレーボールに取り組みながら、教育福祉に携わる姿を純粋に応援していただけたら、ありがたいなっていう思いは私だけでなくみんなもっていると思います」

 後編ではSNS上でバズったことによるチームへの誹謗中傷や、近年問題となっているアスリートの“盗撮問題”などについて聞いた。

後編へ続く)

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