家賃17万円の“高級デザイナーズマンション”暮らし
SNSからは金銭的に困っていた様子がうかがえるが、取材班が容疑者の自宅を訪れると意外なことがわかった。
男が住んでいたのはJR新大久保駅から徒歩3分の賃貸マンション。1LDKの部屋を31戸備え、家賃は月額17万円以上の高級デザイナーズ物件だった。住民の女性はこう話す。
「ここはホストやキャバクラみたいな夜職の若い人が多いんですよ。若くてもこの高い家賃のところに住めるのは、夜の稼ぎがあるからってことじゃないですかね」
ホストクラブに勤めているという別の住民は、容疑者をよく目にしていたという。
「ホストって出勤時間がだいたい17時台とかなんですけど、その男性と家を出る時間が被っていたのと、シャツとか服装の感じから同業だろうなと思ってました。挨拶を交わす程度ですが、数えきれないくらい会っています。引っ越してきたのはだいたい1年前くらいかな。
朝の6時くらいになるとベロベロになって女の子と帰ってきて、近くのコンビニで騒いでいたりするんです。いつも同じ女の子と帰ってきていたので、同棲しているだろうなと認識していましたが、もしかしたらその子に通報されたのかもしれませんね……」
高級物件での暮らしから一転、職を失ったことで「闇バイト」に手を染めてしまったのだろうか。事件の前日、本橋容疑者は自身の逮捕を知っているかのような投稿も残している。
〈闇バイトで捕まって捕まえてきた女官があいす(編注:『iLiFE!』のメンバー)オタのFFでお互い大号泣するワールドカオスな夢見て起床しました、寝覚めは最悪です〉(11月1日の投稿)
奇しくも、この夢は現実となってしまった。警察は現在も動機の解明と“指示役”の捜査を進めている。