「離婚するなら結婚したくない」
離婚後、市村と一緒に暮らすようになった優汰は、いままで以上に父の影響を強く受けるようになった。2023年、『天狗の台所』(BS-TBS)でドラマ初出演を果たし、その後も『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』(テレビ東京系)や『からかい上手の高木さん』(TBS系)など話題作に立て続けに出演。昨年8月に上演された『プリンス・オブ・マーメイド〜海と人がともに生きる〜』では舞台初主演を務めた。
「高校に進学するまでに、身長が20cm以上伸びたそうです。背は177cm以上あるのに体重は46kgとかなりスリム。モデルとしても活動し、今年10月には髪を金髪にしてファッションショーのガールズアワードのステージにも立ちました。
中学生の頃からクロムハーツの服を着こなし、ルイ・ヴィトンの帽子をかぶるなど、高級ブランドを好んでいましたが、大人びた格好をしてもまだ声変わりの途中。顔つきにもあどけなさが残ります」(前出・芸能関係者)
両親の愛情を一身に浴びて、何不自由なく育てられたサラブレッドはなぜ、警察を呼ばれるほどのトラブルを起こしてしまったのか。
市村が舞台で地方などに行くときは、篠原が家に行くこともあるが、両親の目が届かないところでひとりで過ごすことも少なくなかったようだ。騒動を起こす前日、優汰はインスタグラムでライブ配信を行い、篠原とのツーショットやプライベートで撮影した彼女の写真を披露。親子仲のよさをアピールした。一方で、ファンの質問に答える形で、「離婚するなら結婚したくない」と語るなど、意味深長なコメントも残している。
「著名な両親を持つ二世俳優として順風満帆な芸能生活を送る彼も、素顔は16才の高校生。多感な時期に両親が離婚し、“新しい家族の形”になって戸惑うこともあったのでしょう。市村さんや篠原さんが、彼のことで心配することもあったそうです」(市村の知人)
これまで(11月12日現在)自身のインスタグラムに54件の投稿をしている優汰。父親とのツーショットなど微笑ましい写真もあるなかで、冒頭のトラブルとほぼ同時期に公開された前出の「ピエロの仮装写真」は、明らかに雰囲気が異なる(※現在は削除)。彼の心情に何らかの変化が起きていたのだろう。
所属事務所のホリプロは、深夜に出歩いていた優汰がトラブルを起こし警察署で事情聴取を受けたことを認めた上で、次のように回答した。
「通りを歩く見知らぬ男女のカップルの女性の肩に、彼が手をかけてしまったことが今回の顛末です。飲酒の事実はありませんが、大いに反省しております」
市村は今春、ファッション誌での優汰との対談でこう語っていた。
《まだ未成年だからこそ、『自覚を持った行動をしなさい』ということだけは言っています。今はSNSの時代なので、何かしてしまったらその道は絶たれてしまうことさえあるんです。それ以外は、好奇心を持ってどんどんやったらいいのかなと思っています》(『NYLON』2024年4月号)
ハロウィンの雰囲気にのまれて、父の教えを忘れてしまったのだろうか。周囲の大人たちにとっても痛恨の事態となった。
※女性セブン2024年11月28日号