兄への尊敬と愛情を語れる強さ
メディアがこっちのけんとさんと菅生新樹さんをフィーチャーしたくなるのは、歌や演技の実力だけではないでしょう。
まず「七光り」「コネ」などと言われることを覚悟して兄と同じ世界に飛び込んだこと。「純粋に実力だけを見てほしい」という気持ちや批判を避けるために偉大な家族の存在を隠してデビューする人が増える中、2人は「比較されることを覚悟で公表」という厳しい道を歩んでいます。
次のポイントは兄への尊敬を隠さず語れること。2人は16歳で大阪の高校を中退し、親元を離れて上京するなど、兄の勇気と努力を見てきたこともあって、兄弟愛を感じさせるコメントが目立ちます。メディアとしては兄への思いや兄弟のエピソードなどは聞きたいところであり、番組出演やインタビュー取材などに積極的な2人のスタンスは魅力的でしょう。
また、発言におけるメッセージ性やさまざまな状況を受け入れていく肯定感の高さなども、業界内で評価されているポイント。この点では「兄譲り」という声もあがるなど、良い意味で兄弟であることがフィーチャーされやすくなっています。