ともに芸能活動、メディア対応、SNSでの発信などですべて等身大の振る舞いを見せていることが、「七光りになりそうでならない」「コネと言われそうで言われない」という状態につながり、無用な批判を防いでいるのではないでしょうか。
弟2人の活動が順調なだけにしばらくの間は必然性の薄い“三兄弟共演”はしないでしょうが、今後に含みを持たせられることも楽しみの1つ。各局にとっては「ぜひウチの番組で」という意味で「円満な関係性を築いておきたい」という思いもあるのでしょう。
2024年は兄・菅田さんにとって妻・小松菜奈さんとの間に「第一子が誕生した記念すべき年」ですが、もう1つ「弟たちが飛躍のきっかけをつかんだ年」としても記憶に刻まれていくのかもしれません。
【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『どーも、NHK』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。