折田氏は「merchu」代表として、 2021年に兵庫県地方創生戦略委員、2022年に兵庫県eスポーツ検討会委員、2023年には兵庫県空飛ぶクルマ会議検討委員や西宮市産業振興審議会委員にも選ばれている。昨年は会社が兵庫県の「ひょうごe-県民アプリ」を委託されるなど、兵庫県と密に関わってきた。
「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、通称『慶應SFC』卒の折田氏は、外資系金融機関に就職した後、地元・兵庫県にUターンして起業している。兵庫県は近年、県外からのUターン移住や就職を歓迎する動きをとっており、2022年からは同県のホームページ上で『U・Iターンした5人』という特集記事を公開していました」
同特集は2022年にvol.1〜3、2023年にvol.4、そして今年はvol.5の記事が公開されていたのだが……。
「斎藤氏と折田氏をめぐる騒動発生後、トップページにあったはずのvol.5の記事が見当たらなくなったのです。このvol.5には、『merchu』に勤務するメンバーで、社名ロゴの入ったフォトプロップスを笑顔で掲げた写真も掲載されていました。
兵庫県のトップページにこの『merchu』の企業名が掲載される状態になっていただけに、このタイミングでの記事削除はSNSを中心に物議を醸しました」(同前)