芸能

『海に眠るダイヤモンド』制作秘話 神木隆之介はYouTubeでホストを研究、杉咲花は長崎弁に奮闘、ネトフリ配信に間に合わないほど超タイトな撮影スケジュール

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)主演の神木隆之介

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)主演の神木隆之介

 50年前に“消滅”した島が空前のブームを迎えている。好奇心に満ちた表情で、人々が船から降り立つ先は、長崎県の端島。通称、軍艦島だ。長崎県で軍艦島ツアーを行う「軍艦島コンシェルジュ」の佐藤義太郎さんが話す。

「軍艦島への上陸ツアーは連日満席で数週間先まで予約が埋まっています。1か月前と比べ、予約サイトの閲覧数も約5倍となり、反響の大きさを実感しています」

 ブームを後押しするのは、軍艦島を舞台にした日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)だ。

「主演の神木隆之介さん(31才)と宮本信子さん(79才)は実際に上陸ツアー船に乗船し、撮影しました。ツアーでは、池田エライザさん(28才)が働いていたラウンジや斎藤工さん(43才)らが集った事務所など、ドラマの撮影場所をご案内しています」(佐藤さん)

 長崎港から船で40分。海底炭鉱で栄え、最盛期には東京ドームの1.3倍ほどの面積に5200人以上が住んだ軍艦島。ドラマは活気あふれる当時の島の生活と、現代の日本社会が交互に描かれる。過去と現在が絡み合って謎が謎を呼ぶミステリー展開が見どころで、第5話(11月24日放送)では宮本演じる謎の女性「いづみ」の正体が明らかになった。

 放送が終わるやいなや、SNSでは“今回も傑作だった”“映画みたいなクオリティーだ”という声があがる本作だが、撮影は超タイトなスケジュールで進んでいるようだ。

「ここ数年の日曜劇場は放送後にNetflixでも配信されてきましたが、今回の配信はU-NEXTのみ。実は、Netflixで配信するには放送2週間前に本編映像が完成していなければならず、今回はそれに間に合っていない。それほど最後の最後まで編集にこだわっているようです」(テレビ局関係者)

 作中で圧巻なのは、軍艦島の鉱業会社で働く鉄平と現代の東京でホストをする玲央の一人二役をこなす神木の演技力だ。

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン