男性にしがみつく中山(2020年)
一般客にまじりカラオケで熱唱
そんななか、中山さんの意外な姿が東京・六本木のあるカラオケ付きの飲食店で目撃されていた。同店の常連客が明かす。
「夜遅くに1人でフラっといらっしゃって、カウンター席で『世界中の誰よりきっと』を熱唱するんですよ。一般の方と一緒に歌っていましたね。多いときは週に3回くらいのペースできていました。
複数人で来ることもあって、まわりの方が気をつかって人目につかない奥のほうの席に座るんですが、疲れていたのかひとりだけ眠っていたこともありました。安心できる場所だったのでしょう。コロナになってから、お見かけすることがなくなりましたが、訃報を聞いてただただ残念です」
活動を再開するにあたり、中山さんなりに歌手としての“勘”を取り戻そうとしていたのだろうか。かつて2019年12月『SONGS』(NHK総合)で「音楽が唯一の救いだった──」と語っていた中山さん。天国でも、大好きな歌を歌いながら安らかに過ごせることを祈るばかりだ。