今回の裁判で裁判員となったのは男性2人、女性4人の6人。最後の被告人質問となった11月15日、男性の裁判員が須藤被告に繰り返し質問をしていたという。
「覚醒剤を何らかの形でプレゼントし誤飲させた可能性があると疑った男性裁判員が『野崎さんに何かプレゼントをしたことがありますか』と問うと、須藤被告は『いや、ないです』と即答。20回ほど応答を繰り返していましたが、被告が小さい声ながら即答する姿に、裁判員が納得したような表情で質問を終えた様子が印象に残っています。女性の裁判員は質問していませんでした」(同前)
今回の判決言い渡し後、記者クラブ主催で、裁判員の記者会見が実施された。会見に出てきたのは1人、20回ほど質問していたその男性だった。20代会社員の男性は、ミュージシャン・米津玄師(33)のような、顔が見えにくい長髪のパーマ。前出・記者は、男性の話す姿から真面目そうな印象を受けたという。