「キャッチャーってなんで同じ打ち方をするのか不思議で仕方がない」と語ったエモやん

「キャッチャーってなんで同じ打ち方をするのか不思議で仕方がない」と語ったエモやん

このレベルでは「補強」とは言えない

〈今季の巨人は捕手として、岸田行倫、小林誠司、大城卓三の3人を併用。それに加えて甲斐が必要なのか、という議論もある。失敗したが大山や石川の獲得にも乗り出した。そうした状況は、豊富な資金力で選手を集めようとする“いつものジャイアンツ”にも見えるが、巨人OB会長の中畑氏は「これまでの“欲しい欲しい病”とは違う」と断言した。

中畑:(今オフの動きは)レベル的に“補強”っていう言葉を使う必要もないのかなと思う。「ある程度安心して任せられる選手がほしいな」っていうレベルじゃない。それが1枚取れるのか、2枚取れるのか、3枚取れるのか……。それを他球団と競争しているわけだけど、そんなにまでして競争する相手ではなかったような気がするけどね。

江本:巨人は今年のFAに参戦する必要はなかったと思いますよ。

中畑:たしかにその通り。巨人はリーグ優勝しているチームだよ。そういう意味では今年、FAで選手を獲得できても“補強”と呼べるものにはならなかったと思う。

 * * *
 レジェンドOBの論評は辛口である。巨人の球団関係者からは「FA参戦はチーム内に刺激を与えて競争意識を高める目的もあった」との声も聞こえるが、今オフの動きは、果たして来季のどのような結果につながるのか。

【プロフィール】
江本孟紀(えもと・たけのり)/1947年、高知県生まれ。71年に東映入団。72年に南海に移籍しエースとして活躍。76年に阪神に移籍し、81年の引退後は参議院議員、タレントとしても活躍。近著に『ミスタードラゴンズの失敗』(扶桑社)。

中畑清(なかはた・きよし)/1954年、福島県生まれ。76年に巨人入団。ムードメーカーの「絶好調男」としてチームを引っ張った。引退後は12~15年にDeNAの監督を務めた。現在は巨人OB会の会長を担っている。

達川光男(たつかわ・みつお)/1955年、広島県生まれ。78年、広島に入団し正捕手として活躍。引退後は広島監督や阪神などでコーチを務め、ソフトバンクでヘッドコーチとして日本一を経験した。

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン