二階俊博・元自民党幹事長と言えば、同党史上最長の5年超にわたって幹事長を務めた大物中の大物だ。先の総選挙の前に引退した後も、大きな影響力を残す。だが、本誌・週刊ポストはその後継者たる息子が政治家を目指す資格があるのか、疑問視せざるを得ない醜聞を掴んだ。妻子ある立場にも関わらず、別の女性と不倫関係を続けていたというのだ──。【全3回の第1回】
伸康氏を見つめるマスク姿の女性
引退してなお全国旅行業協会会長や全国土地改良事業団体連合会会長を務め、政界に隠然たる力を持つ二階俊博氏。12月7日には和歌山県と三重県をつなぐ「新宮紀宝道路」、いわゆる“二階道路”の開通式に出席し、「政治の力、皆の力を合わせれば、なせばなる」と感激の面持ちで挨拶した。
地元・和歌山では俊博氏への期待はなお大きい。
だが、先の総選挙では後継者の三男・伸康氏(46)がまさかの落選。「二階王国」の危機とあって俊博氏は地元に積極的に顔を見せ、伸康氏も落選直後から捲土重来のために地元の挨拶回りを続けている。
和歌山の二階系地方議員が語る。