イベント開催を記念して対談した神田伯山氏と清野茂樹氏
9月に全世界で公開されたNetflixドラマ『極悪女王』。1980年代の女子プロレスブームとレスラーたちの人物像を描いた同ドラマは、これまで格闘技の世界と縁遠かった人にも大きな影響を与えるヒット作となった。そんなプロレスの魅力について、講談師の神田伯山氏と『極悪女王』にも出演した実況アナウンサーの清野茂樹氏が語り合った。
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──意外な交友関係だが、2人の出会いのきっかけは何だったのか。
清野「最初にお目にかかったのは、8年前。僕のラジオ番組にゲストで来てくださったのがきっかけです。当時、注目の講談師がいると聞いて、お江戸日本橋亭の高座に行き、DVDで『グレーゾーン』という講談を視聴して出演オファーしました。それ以来、イベントや番組で何度か共演させてもらっています。最近では、伯山さんが主任の寄席に呼んでいただいて、色物として出演させていただいています」
伯山「そうでした。そのラジオで出会ってからは様々なイベントやプロレス番組などでご一緒させていただきました。最近は新宿末廣亭の寄席にも清野さんが『実況芸』で、おそらく歴史上はじめて上がってもらっています。私は日本で一番の古舘伊知郎フリークの清野さんを信頼しきっています。
とにかく古舘伊知郎さんが大好きで、同時に逆恨みのように憎んでいてという、この愛憎が最高に面白いです。私にとってアナウンサーは古舘伊知郎と清野茂樹に限ります。古舘さんの個の魅力ですね。また私は古舘伊知郎さんと遠縁ということになってます。元は佐賀の古舘姓ですね」