「紅白に出ることは宝くじに当たるよりすごい」という教え」
山田:木梨憲武サン(62才)との出会いはその直後でしたね。
新浜:はい、2023年の12月2日です。ぼくはその頃、日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)に出演させてもらっていたので、最終回押しの番宣のためにTBSラジオの『土曜朝6時 木梨の会。』に出たんです。ドラマの話を聞かれるのかと思いきや、木梨サンはぼくが西城秀樹さん(享年63)の曲をカバーさせていただいていることをご存じで、「見てるよ」と。ゲストはぼくだけだと聞いていたのに、その日はなぜか満島真之介サン(35才)やSnow Manの向井康二サン(30才)、モグライダーの芝大輔サン(41才)たちもいらして(苦笑)、正直、爪痕が残せたとは思えなかったんです。
ところがそれからわずか2日後に木梨サンから直接電話をいただいて、「曲ができたよ」と。「レオン、下を向いてる場合じゃないぞ」「『紅白』、出たいんだろ?」と木梨サンや所サンがスイッチを入れてくださったような最高の出会いとなりました。しかも所サンは2024年、『全てあげよう』で『日本レコード大賞』の「作曲賞」を受賞されたのですから、ものすごい展開だと思います。
山田:そんなすべての出会いやご縁のきっかけと言うべき西城秀樹さんのご家族やファンの皆さんも喜んでくださっているでしょうね。