M-1ラストイヤーで初の決勝進出(ダイタク)

M-1ラストイヤーで初の決勝進出(ダイタク)

双子漫才師という「物語」

──賞レースはドラマ性のある組、物語を持っている組が強いと言われがちですが、そういう意味では、ラストイヤーで初出場、さらに双子漫才師という特徴は大きな要素になりえますよね。

拓:アナザーストリー(優勝後、王者を中心に制作される舞台裏のドキュメンタリー)は作りやすいと思いますよ。ABC(朝日放送)のスタッフさんに「ダイタクさんが優勝したら、素材は死ぬほどあるんで」って言われましたから。

大:ここ数年、2回戦、3回戦からずっと密着されているので、映像はたくさん残っているんじゃないですか。M-1関連のカメラマンさんもディレクターさんも、ほとんど顔見知りになりました。僕らの決勝進出が決まったときは、そういう人たちも泣いてくれましたね。

──大さんは準決勝前日、酒を抜いて、それがよかったんですよね? 決勝前日もまた酒を控えるのですか。

大:酒を飲まないと、翌日、体調がいいことは間違いないんです。なので、やるかもしれませんけど、ゲンを担ぐみたいな意味でやることはないと思います。僕らはギャンブラーなので、ゲン担ぎが何の意味もないことは知ってるんで。何をしようと勝つときは勝つし、負けるときは負けるんです。

(了。前編から読む

■取材・文/中村計(ノンフィクションライター) ■撮影/山口京和

■単独ライブ「ダイタクの伝家の宝刀」を2025年2月20日(木)に東京・有楽町よみうりホールにて開催!前売券(4000円)はFANYチケットで12月22日(日)11:00から12月25日(水)11:00まで先行販売、12月30日(月)10:00に一般発売。

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