「5万点を超えるコレクションを、小倉さんは自宅とは別に借りた事務所兼スタジオに保管していました。7階建てビルの4フロアを使い、『小倉ベース』と呼ばれていました。ただ、家賃などの維持費が相当額かかるため、小倉さんは生前、コレクションの処分を考えていたようです」(小倉さんの知人)
そこに手を差し伸べたのがさゆりさんだった。
「“あなたの余生は、自分が好きで集めたものに囲まれて暮らすのが幸せでしょ”と言って、自宅を自慢の品々を展示できるようにリフォームして、小倉ベースからすべての所蔵品を引き上げる計画を立てました。さゆりさんが使っていた部屋にも陳列棚を作ったそうです」(前出・小倉さんの知人)
自らの部屋を夫に明け渡したさゆりさんは、母親の介護もあり、都内にある実家へと移った。2023年秋にリフォーム工事が終わると、計画通りすべてのコレクションが自宅に収まったという。
「小倉さんが集めたものの一つひとつに、さゆりさんは夫の人生が映し出されているように感じていたようです。だからこそ、まずはそうした大切な品々がある思い出の場所で、お世話になった人にお別れをしてもらいたかったのでしょう」(前出・芸能関係者)
後日予定されている小倉さんの「お別れの会」では、さゆりさんのはからいでコレクションの展示が計画されているという。
※女性セブン2025年1月2・9日号