──お寺の信徒さんはこの問題があって、何か仰っていましたか?
「ありがたいことに、『頑張りなさいよ』という言葉をたくさん頂きましたので、それを娘本人にも伝えました。その言葉が今の彼女の励みになって頑張っていると思います」
最後は、記者に一礼した母親。宮田選手は上述のSNSで今後について、こう記していた。
「心が折れそうな時、あたたかい言葉が随分と励みになりました。私らしく、前を向いて歩んでいきます」
なお、この問題をめぐってスポーツ庁は、日本体操協会に対して報告書公表まで時間がかかったこと、そして宮田選手が弁明機会を十分に与えられず、日本代表の行動規範が曖昧であることなどを指摘し、改善を求めたという。
涙の再出発を果たした宮田選手。4年後のロサンゼルス五輪で、完全復活の笑顔を見ることができるのだろうか。