解剖室で集合写真も(現在は削除済み、画像は編集部で一部加工しています)

解剖室で集合写真も(現在は削除済み、画像は編集部で一部加工しています)

主催の事務局長は「ごく当然のこと」と反論

 この研修会は、インディアナ大学医学部にあるCSAC-IU事務局が主催している。事務局長に話を聞くと、写真投稿に関する一連の批判について反論した。

「日本ではフレッシュの献体を扱うことができないので、こうした海外での研修がある。解剖室で写真を撮ることはあります。我々が内部で共有するぶんにはご献体の顔などにぼかしは一切入れませんが、ぼかしが入っていたのなら、問題はないでしょう。

(倫理観が欠如しているという指摘については)一般の方からはそう見えるかもしれませんが、手術の様子の写真を一般の方々が見て嫌悪感を示すのと同じで、医師にとってはごく当然のこと。

 個人のSNS投稿は我々事務局が規制することはできませんから、そこは各々の医師のモラルの問題になってくる。(「頭部がたくさん並んでいるよ」という文言については)それも医師の間では違和感はありませんし……医師のレベルを上げるためにこういった研修会があるわけで、それを他の医師に共有すること自体はいいことでしょう。こちらの事情を無視した反論は、的外れです」

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