インスタントジョンソンのじゃいさんを“妹的存在”だと明かしていた中山美穂さん

インスタントジョンソンのじゃいさんを“妹的存在”だと明かしていた中山美穂さん

 しかし、そのじゃいさんのSNSの投稿を見ていると、ちょっと配慮が足りないなと思ってしまう。たとえば、じゃいさんと友人との会食で中山さんと知り合ったそうで、親しくなった経緯をXにこう綴っています。「焼肉食べて、その後にカラオケバー的なところに行って、なぜか途中で友人が帰ってしまい、さすがにと思い、酔っている彼女を家まで送っていった。夜中3時くらいだったかな」 じゃいさんは忠実に過去を振り返っているのでしょうが、今明かすエピソードではない気がします。

 所属事務所は中山さんの死因を、浴室での不慮の事故だと発表しました。しかし、じゃいさんが“深夜の泥酔”などの飲酒エピソードを明かすことで、「中山さんはお酒が好きだから、泥酔してお風呂に入り、事故にあった」と結び付けてしまう人が出てくることは想像に難くないからです。中山さん本人から「親しい」というお墨付きをもらったじゃいさんだからこそ、情報は信ぴょう性が高いとみなされ、勝手な解釈と共に拡散されてしまいます。

 そう言ったことを避けるためにも、SNS時代の追悼とはありし日の姿を「何でも話す」のではなく、「何を隠す」のかがポイントになってくるのかもしれません。

 人が生きていればいろいろありますし、ましてやスターなら人に言えない話や事情を山ほど抱えていたとしてもおかしくない。けれど、そんなことはまるでなかったかのように、最初から最後までキラキラ輝いていたスターとして送り出すという愛情があってもいいのではないでしょうか。中山さんのご冥福をお祈りします。

◇仁科友里/フリーライター。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ』(主婦と生活社)。

関連記事

トピックス

ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され心肺停止となる事件が起きた(左・Xより)
《人気ライバー“最上あい”(22)刺殺事件》「山手線1周ライブ配信を見て、被害者を発見」逮捕された男の“配信を悪用した凶行” 【東京・高田馬場】
NEWSポストセブン
“岡田節”は健在(写真/共同通信社)
阪神・岡田彰布前監督、久々のトーク披露で口にした“藤川阪神への本音” 「1年間、すんなりとはいかないと思う」
週刊ポスト
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され心肺停止となる事件が起きた(左・Xより)
生配信中に刺された女性ライバー “最上あい” さん(22)は「最高ランク・プラチナプラス」の人気者 事件前日に話した知人が証言「優しくて思いやりがある子だった」
NEWSポストセブン
3月末でフジテレビを退職する椿原慶子アナ(インスタグラムより)
《電撃退職》椿原慶子アナ、フジテレビ問題で“報道の顔”として果たした役割 かつては滝クリの“後任”として抜群の安定感を見せる
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され心肺停止となる事件が起きた(左・Xより)
《衝撃の現場目撃証言》「ギャーッ! 助けて!!」「男が女性をバンバン蹴っ飛ばしていた」“最上あい”名義の人気女性ライバー(22)を男が刺殺 東京・高田馬場
NEWSポストセブン
49歳で出産した女優・小松みゆき
49歳で出産した女優・小松みゆき 娘が、母の若い時の写真集を見たいと言い出したら…?「いいよ、と見せます」
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され心肺停止となる事件が起きた(左・Xより)
《22歳女性がライブ配信中、男が刺殺》ナイフでライバー女性を襲った男…黒キャップと黒ジャンパーで不気味にたたずむ姿が目撃されていた 被害者はまったく動かず
NEWSポストセブン
3月末でフジテレビを退職する永島優美アナ(インスタグラムより)
《フジ永島優美アナ電撃退社》父・昭浩氏が明かした「娘の次なるチャレンジ」「ダンスやフルーツ方面」の仕事、「フジ問題との関係」は否定
NEWSポストセブン
19才の誕生日に成年式が開催される悠仁さま
悠仁さま「成年式」は異例の“19才の誕生日に開催”、詳細は“発表がない状態”の不安 進学先の筑波大学の受け入れ体制、小室眞子さんとの関係も難題に
女性セブン
稲田朋美・元防衛相の政治資金収支報告書に疑問視される支出が(時事通信フォト)
稲田朋美・元防衛相、政治資金約156万円で“バレンタイン支出”疑惑 2月にエルメス、バーニーズニューヨークに贈答品代を支出「本当に政治活動に必要か」との指摘
週刊ポスト
れいわ新選組にいま何が起きているのか(山本太郎氏。写真/共同通信社)
れいわ新選組・山本太郎氏、ロスジェネと30代を中心に政界の想定を超えた支持「時代が太郎さんに追いついてきた」「特定の支持母体を持たないのが魅力」…支持者たちの思い
週刊ポスト
日本人歴代4人目のNBAデビューを果たした河村勇輝(23)と、熱愛が報じられた中森美琴(23)
《NBAで大躍進の河村勇輝》熱愛報道のお相手は今も日本で“アイドル活動”を継続、本契約で“海外ゴールイン”の可能性
NEWSポストセブン