「田中の代理人として各球団と契約交渉したのは、アスリートのマネジメント会社の代表・A氏です。大手マネジメント会社で経験を積んだA氏は球界関係者と独自のパイプを持っており、過去には山口俊投手(37、2023年に現役引退)などのメジャー移籍にも関わってきた人物です。
現在は、花巻東高校から米スタンフォード大学に進学した“怪物スラッガー”佐々木麟太郎選手(19)にも関わり、佐々木にメディアが取材をするためにはA氏を通す必要がある。A氏と田中はもともと面識はなかったそうですが、楽天退団後に田中サイドからA氏に代理人のオファーをしたそうです」
これまで日本プロ野球には、選手が球団との契約交渉を行う際の代理人は“弁護士以外は認めない”とするルールがあった。しかし今年9月 、このルールは独占禁止法に違反するおそれがあるとして、公正取引委員会がNPB(日本プロフェッショナル野球組織)に対して警告を出した。